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【歴史】
京成高砂駅は、大正元年に京成が初めて押上〜江戸川・柴又間を開業させた当初からの駅。当時は曲金駅といい、翌大正2年に高砂と改められ、さらに昭和6年に現在の駅名になった。北総線は平成3年に京成高砂まで延伸し、同時に直通運転が始まった。平成22年7月17日には、京成成田空港線(成田スカイアクセス)の起点駅になった。この成田スカイアクセスは、北総線の印旛日本医大まで線路を共用するが、書類上は別の路線ということになっている。
【ホーム構造】
ホームは従来からある地上島式2面4線の他に、平成22年7月5日から供用を開始した金町線専用の高架片面1面1線のものがある。3・4番線ホームは、成田空港方面だけでなく印旛日本医大方面への列車も発着するので、乗車の際には列車の行き先をよく確認しよう。ホームと改札階を結ぶエレベーターは設置済みである。
【改札口・出口】
改札口は従来からある本線・北総線の改札と、平成22年7月5日から供用を開始した金町線専用改札の2カ所。二つの改札は自由通路を挟んで向い合っており、乗り換える際は緑色の改札を通っていったん改札外に出なければならない。出口は南側の1番出口と北側の2番出口の2カ所で、エレベーターは両方の出口に設置されている。
【その他特筆事項】
駅の東側にある京成高砂第1号踏切と京成高砂第2号踏切は、全国的にも珍しい存在になった手動踏切だった。東武伊勢崎線の竹ノ塚駅で起きた踏切事故の影響を受け、平成18年9月末には両方とも自動化され、これをもって都区内から有人踏切は全て姿を消した。
この踏切は京成本線だけでなく、北総線と京成電鉄高砂車庫へ出入庫する列車も通過するため、開かずの踏切として問題視されている。付近の高架化が求められてはいるが、3方向に分岐する駅構造と、前述の車庫の関係で高架化は非常に困難とされている。当面の対策として、とりあえず京成金町線のみが平成22年7月5日から高架化された。これにより金町線は完全に独立した路線となり、一部にあった京成上野への直通列車は廃止された。
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