南側の出口。およそ無人駅には見えない |
西新井大師方面の西側出口。駅名看板が立派 |
やたら広く天井も高いホーム |
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【歴史】
大師線はもともと、東武伊勢崎線と東武東上線を結ぶ目的の「西板線」として計画された路線である。しかし、昭和6年に西新井〜大師前間のたった1.0キロが開通しただけで工事は止まってしまい、その後再開されることはなかった。
終戦間際の昭和20年5月20日には不要不急路線として営業休止になったが、昭和22年5月21日に営業を再開した際、路線名が大師線と改められた。駅の高架化は平成3年、駅ビルは平成5年に完成している。
【ホーム構造】
ホームは高架片面1面1線で、3階にある。都区内で1面1線の配線を持つ駅は、ここの他には北綾瀬駅と京成金町駅しかない。しかし、1面1線と言えどもとても幅の広いホームになっている。3階ホームと2階テナント階、1階出口を結ぶエレベーターも設置されている。
【改札口・出口】
大師前駅の改札口は西新井駅にある(詳しくは西新井駅の頁を参照)ため、大師前駅には改札口も切符売り場もないが、西新井大師へ参拝客が殺到する正月三が日には駅員が派遣され、出札・改札業務が行われる。出口は、駅南側と西側に2カ所ある。
【その他特筆事項】
都区内の普通鉄道では唯一の無人駅だが、駅自体は恐ろしく立派である。3階建ての高架駅で、1階にはケンタッキーフライドチキンとくすりの福太郎、2階には東武大師前耳鼻科と東武大師前クリニック、3階のホームにはブックステーションこいずみという書店が入居している。なにぶん改札がない駅なので、ホーム上にある書店にも自由に出入りが可能である。
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