東大島駅

駅が旧中川と区界をまたいでいる駅 関東の駅百選選定駅


西口にあたる大島口
コチラは江東区大島9丁目

東口にあたる小松川口
コチラは江戸川区小松川1丁目
【歴史】

 東大島駅は、新宿線の最初の区間である岩本町〜東大島間が開業した、昭和53年に設けられた駅。昭和58年12月23日に船堀まで延伸し、中間駅となった。

【ホーム構造】

 ホームは高架相対式2面2線構造で、2階にある。ホームと改札階を結ぶエレベーターは、小松川口と大島口側両方に設置されている。

【改札口・出口】

 改札口・出口は、西口にあたる大島口と、東口にあたる小松川口の2カ所。大島口は中2階、小松川口は1階にある。大島口には、改札階と地上を結ぶエレベーターがある。

【その他特筆事項】

 東大島駅は、江東区と江戸川区の境界でもある旧中川を跨いでいる。都区内で、川を跨いでいる駅は他にも北赤羽駅新馬場駅があるが、区の境界線まで跨いでいるのはこの駅だけである。このため、東大島駅は関東の駅百選に選定されている。新宿線は、この東大島駅と船堀駅のあいだだけ、荒川・中川を越えるために高架区間となっている。

周辺地図はコチラ(詳細) (広域)

駅データ

駅名の読み ひがしおおじま
開業年月日 昭和53(1978)年12月21日
所在地 東京都江東区大島9丁目
営業形態 直営
1日の平均乗降客数 2万9589人(平成19年度)
所属路線 都営新宿線
乗り入れ路線 都営新宿線
徒歩連絡が可能な駅 なし
地下鉄駅番号 S16
のりば案内 1番線…新宿線上り(新宿・高尾山口・橋本方面) 次は大島
2番線…新宿線下り(本八幡方面) 次は船堀
発着する速達列車 なし
駅名改称歴 なし
駅内設備 なし
主な併設施設 なし
主な周辺施設 大島小松川公園
ダイエー東大島店
東大島文化センター
城東社会保険病院
都営東砂団地
荒川ロックゲート

東大島駅写真ギャラリー

 ホームの柱にある、江東区と江戸川区の「行政区分標」。これは2番線ホームのもので、この標より右が江戸川区、左が江東区となっている。駅構内に区の境界があることは都区内では珍しくないが、川の上でかつ境界をまたぐのはここだけである。なお、阪神電鉄の武庫川駅は、武庫川の上にありかつ兵庫県尼崎市と西宮市の境界線を跨いでいる。
行政区分標がある柱の近くにある窓から、眼下を流れる旧中川を望む。旧中川は、ここから200メートルほど南下した地点で小名木川を西に分岐させ、その後間もなく閘門を介して荒川と合流している。ここの閘門は「荒川ロックゲート」といい、水位が違う荒川と旧中川を、船舶が自由に行き来できるように設けられている。平成17年10月に完成したばかりである。

エレベーター情報 (バリアフリー達成度 

改札内 小松川口改札階(1F)⇔1番線ホーム(2F)
小松川口改札階(1F)⇔2番線ホーム(2F)
大島口改札階(M2F)⇔1番線ホーム(2F)
平成19年3月完成。
大島口改札階(M2F)⇔2番線ホーム(2F)
平成19年3月完成。
改札外 地上⇔大島口改札階(M2F)
備考:小松川口は地上1Fにあるので、出口にエレベーターは不要である。

都区内全駅ガイド