矢口渡駅

かつて多摩川を越えていた渡し舟があった地にある駅


元からあった2番線側の駅舎

後からできた1番線側の駅舎
【歴史】

 矢口渡駅は、大正12年11月の目蒲線全通時に開業した駅。このとき同時に開業した途中駅は武蔵新田駅だけで、鵜の木駅と下丸子駅は数カ月ほど遅れて開業した。

【ホーム構造】

 ホームは地上相対式2面2線。上下ホームは完全分離されていて行き来ができないが、トイレは2番線にしかないので注意が必要である。駅長事務室も2番線側の駅舎にあるが、遠隔管理しているので駅員は無配置である。

【改札口・出口】

 改札口・出口はホームごとに設けられている。いずれの改札も多摩川寄り先端部にある。

【その他特筆事項】

・駅名になっている「矢口の渡し」とは、昭和24年まで存在した多摩川の渡船である。今も残る江戸川の「矢切の渡し」に比べると知名度も低いが、かつて南北朝時代には合戦の舞台にもなった。

・漫画『釣りキチ三平』などで知られる漫画家の矢口高雄は、かつてこの駅近辺に住んでいたことから梶原一騎によってそのペンネームが付けられた。

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駅データ

駅名の読み やぐちのわたし
開業年月日 大正12(1923)年11月1日
所在地 東京都大田区多摩川1丁目
営業形態 駅員無配置駅
1日の平均乗降客数 2万2758人(平成19年度)
所属路線 東急多摩川線
乗り入れ路線 東急多摩川線
徒歩連絡が可能な駅 蓮沼駅(東急池上線)…東へ約600メートル。駅を出て左へ、多摩川1丁目交差点を右折し約600メートル。
駅番号 TM06
のりば案内 1番線…東急多摩川線下り(蒲田行き) 次は蒲田
2番線…東急多摩川線上り(多摩川方面) 次は武蔵新田
発着する速達列車 なし
駅名改称歴 昭和5年5月21日、矢口(やぐち)から改称
駅内設備 なし
主な併設施設 なし
主な周辺施設 多摩川大橋緑地
矢口消防署
東急スポーツオアシス
西友
矢口の渡し跡

エレベーター情報 (バリアフリー達成度 

改札内 ホームごとに改札があるため、不要。段差はスロープで解消されている。
改札外 改札が1Fにあるため、不要。

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