堀切駅

3Bの生徒たちが集った駅


ドラマでもおなじみの1番線側木造駅舎

駅前の歩道橋から俯瞰したアングル

2番線側の駅舎。後方の建物が旧足立二中
【歴史】

 堀切駅は、明治35年の吾妻橋(現・とうきょうスカイツリー)〜北千住間開業時にできた駅。当時の堀切駅は今よりやや東の、ちょうど荒川のど真ん中付近にあった。当時はまだ現在の荒川がなかったためで、河川改修に伴って堀切駅が現在の位置に移転してきたのは大正12年7月1日のことである。地名としての堀切は荒川の東岸であるのに、西岸にあるこの駅が堀切と名乗っているのはこのためである。

【ホーム構造】

 ホームは地上相対式2面2線構造。急カーブの途中にあり、電車は傾いたまま停車する。ホームごとに改札を持つため、上下ホームをつなぐ構内連絡通路はない。駅付近には踏切がなく歩道橋のみなので、反対側のホームへ行くのはやや難儀。

【改札口・出口】

 改札口・出口はホームごとに設けられている。

【その他特筆事項】

 ドラマ『3年B組金八先生』の舞台である桜中学校のロケ地は、駅西側にある旧足立区立第二中学校だった(第1・第5〜第7シリーズ)ため、この駅もドラマには頻繁に登場した。

 足立区立第二中学校は平成17年春に他校と統合して廃校になったが、その跡地利用をめぐって一時ドラマ関係者と足立区のあいだで紛糾した。校舎を金八記念館にして有効利用したいドラマ関係者側と、取り壊して土地を売却したい区側で議論がなされたが、最終的に足立区は校舎を学校法人などに50年間の期限付きで貸し出すことを決め、一件落着となった。

 平成19年4月、足立二中の校舎を再利用した「東京未来大学」が開学した。

 なお、平成19年10月から放送された第8シリーズでは、足立区内の別の中学校がロケに使用されている。

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駅データ

駅名の読み ほりきり
開業年月日 明治35(1902)年4月1日
所在地 東京都足立区千住曙町
営業形態 直営
1日の平均乗降客数 2876人(平成19年度)
所属路線 東武伊勢崎線
乗り入れ路線 東武伊勢崎線
徒歩連絡が可能な駅 なし
駅番号 TS-07
のりば案内 1番線…伊勢崎線下り(北千住・伊勢崎・東武日光方面) 次は牛田
2番線…伊勢崎線上り(浅草方面) 次は鐘ヶ淵
発着する速達列車 区間急行 区間準急
駅名改称歴 なし
駅内設備 なし
主な併設施設 なし
主な周辺施設 荒川日ノ出町緑地
東京未来大学…旧足立区立第二中学校の校舎を再利用して開学した大学。

エレベーター情報 (バリアフリー達成度 ×

改札内 改札とホームが直結しているため、不要。改札とホームの段差を解消するスロープは、1番線にしか設置されていない。
改札外 改札が1Fにある駅なので本来はエレベーターが不要なのだが、駅周辺に踏切がなく、反対側のホームへ行くには歩道橋を渡らなければならないため、バリアフリー化は達成されていない。歩道橋にエレベーターを設置する必要がある。隣の牛田駅にはエレベーターが完備されているため、車イスの場合は無理して堀切駅を使わず、牛田駅の利用を推奨したい。

 当駅の乗降客数は一日平均2000人台で、交通バリアフリー法がエレベーターを設置すべきと定めている利用客数(一日平均5000人)に達していないため、当面はエレベーターが設置されることはないと思われる。

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