豊洲駅

セブンイレブン発祥の地の駅


円柱形をした3番出口

1a出口

ゆりかもめ延伸により新設された7番出口

ゆりかもめ豊洲駅全景
延伸に備え、軌道の先端が晴海方面に曲がっている
【歴史】

 豊洲駅は、昭和63年の有楽町線新富町〜新木場間延伸時に開業した。平成18年3月にはゆりかもめが有明から延伸して、乗換駅となった。

【ホーム構造】

 有楽町線のホームは地下3階にあり、島式2面4線構造。島式かつてはホームの外側2線しか使用しておらず、内側には線路すら敷かれていなかったが、平成25年初頭に線路が敷設され、同3月16日より一部列車で使われるようになった。しかし、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けた混雑緩和対策のため、令和元年10月15日のダイヤ修正で発着列車をなくし、令和2年3月16日より2・3番線ホームの線路上部に床を設置し、ホームが実質1面2線となった。ホームと改札階を結ぶエレベーターは設置済み。

 ゆりかもめのホームは3階にあり、島式1面2線構造。ホームと改札階を結ぶエレベーターは完備。

【改札口・出口】

 東京メトロの改札口は従来からある新木場よりの豊洲交差点方面改札と、その後新設された中央改札・ららぽーと方面改札の3カ所で、いずれも地下1階にある。出口は1a〜1c〜6a・6b・7の10カ所で、地上へ上がるエレベーターは1c出口・3番出口・6番出口・7番出口に併設されている(詳細は下記別表参照)。

 ゆりかもめの改札口は1カ所のみで、2階にある。出口は北口と南口のほか、豊洲シエルタワーに直結する出口もある。エレベーターは南口に設置されているもののほか、北口の豊洲シエルタワー内のものも利用できる。

【その他特筆事項】

・豊洲はかつて工場地帯だったが、駅の北に広がっていた石川島播磨重工業の工場も姿を消し、現在は再開発工事が進められている。平成18年10月5日には、大規模商業施設「アーバンドック ららぽーと豊洲」もオープンした。それに併せて駅の利用客数も大幅に増えており、平成18年度は前年比45.1%増の8万4470人だった。平成19年度にはさらに利用客を増やし、前年比31.0%増の11万635人となっている。

・豊洲駅近くにあるセブンイレブン豊洲店は、記念すべき国内第1号店。NHKのプロジェクトXでも取り上げられた。

・ゆりかもめは、将来的に晴海・勝どき方面へさらに延伸する計画もある。まだ着工の目途は立っていないが、それを見越して軌道の終端部は晴海方面に「左折」するカタチで途切れている。

・ゆりかもめ豊洲駅の駅構内案内放送(精算所・トイレ・案内板)を務めるのは、声優の保志総一朗。駅文様は「水に雨龍(みずにあまりゅう)文様 紺碧」。

・平成19年10月18日から平成20年3月31日まで、ゆりかもめ車内における当駅の到着アナウンスを、フジテレビアナウンサーの高島彩が務めていた。

周辺地図はコチラ(詳細) (広域)

駅データ

駅名の読み とよす
開業年月日 東京メトロ…昭和63(1988)年6月8日 ゆりかもめ…平成18(2006)年3月27日
所在地 東京都江東区豊洲4丁目
営業形態 直営
1日の平均乗降客数 東京メトロ…11万635人(平成19年度) ゆりかもめ…9494人(平成18年度)
所属路線 東京メトロ…有楽町線 ゆりかもめ…臨海新交通臨海線
乗り入れ路線 東京メトロ有楽町線 ゆりかもめ臨海新交通臨海線
徒歩連絡が可能な駅 なし
駅番号 東京メトロ…Y22
ゆりかもめ…U16
のりば案内 東京メトロ1番線…有楽町線下り(新木場方面) 次は辰巳
東京メトロ2番線…降車専用(閉鎖中)
東京メトロ3番線…(閉鎖中)
東京メトロ4番線…有楽町線上り(和光市・森林公園・飯能方面) 次は月島

ゆりかもめ1・2番線…ゆりかもめ上り(台場・新橋方面) 次は新豊洲
発着する速達列車 東京メトロ…S-TRAIN 西武線直通準急 西武線直通快速(西武線直通準急・快速は有楽町線内各駅停車)
駅名改称歴 なし
駅内設備 東京メトロ定期券売り場 ゆりかもめ定期券売り場
主な併設施設 なし
主な周辺施設 豊洲センタービル
豊洲センタービルアネックス
日本ユニシス本社
オートバックスセブン本社
豊洲公園
昭和大学附属豊洲病院
がすてなーに ガスの科学館
セブンイレブン豊洲店
スーパービバホーム
芝浦工業大学豊洲キャンパス
豊洲IHIビル(石川島播磨重工業本社)
豊洲シエルタワー
アーバンドック ららぽーと豊洲
キッザニア東京
東京港専用鉄道遺構(春海橋鉄橋

地下鉄出口情報

1a番出口 江東区豊洲3丁目3番地。
1b番出口 江東区豊洲3丁目3番地。豊洲センタービルの広場に直結する出口。
1c番出口 江東区豊洲3丁目2番地。豊洲フロントに併設。改札階行きエレベーター併設。
2番出口 江東区豊洲3丁目2番地。
3番出口 江東区豊洲3丁目3番地。豊洲センタービルに併設した出口。改札階行きエレベーター併設。
4番出口 江東区豊洲4丁目1番地。
5番出口 江東区豊洲4丁目1番地。
6a番出口 江東区豊洲5丁目5番地。従来からある出口。
6b番出口 江東区豊洲5丁目5番地。豊洲シエルタワーに併設した出口。途中から地上・ゆりかもめ豊洲駅まで行けるエレベーターがある。
7番出口 江東区豊洲2丁目2番地。ゆりかもめへの乗換はコチラ。改札階行きエレベーター併設。

エレベーター情報 (バリアフリー達成度 東京メトロ… ゆりかもめ…

改札内 【東京メトロ】
1番線ホーム(B3F)⇔コンコース(B1F)
2番線ホーム(B3F)⇔コンコース(B1F)

【ゆりかもめ】
コンコース(2F)⇔ホーム(3F)
改札外 有楽町線改札階(B1F)⇔地上1c番出口 ※但し1番出口までの通路に数段の段差あり
有楽町線改札階(B1F)⇔豊洲センタービルB1F⇔地上3番出口
有楽町線改札階(B1F)⇔7番出口連絡通路(MB1F)
有楽町線改札階(B1F)⇔6番出口連絡通路(MB1F)
6番出口連絡通路(MB1F)⇔地上6b番出口⇔豊洲シエルタワー4F(ゆりかもめ改札階)
7番出口連絡通路(MB1F)⇔地上7番出口
ゆりかもめ南口付近⇔ゆりかもめ改札階(2F)

備考:6番出口および7番出口のエレベーターは、途中乗継となる。有楽町線とゆりかもめを乗り換える場合は、7番出口⇔ゆりかもめ南口が至近だが、雨の日には6番出口のエレベーターを使うと濡れることなく移動することができる。

豊洲駅写真ギャラリー

内側2線に線路が敷かれてなかった頃(上写真)と平成25年(下写真)の様子。これはかつて豊洲から住吉・押上方面へ有楽町線の支線を建設する計画のため、あらかじめスペースが確保されていたものである。計画はなかなか実現へ向けた動きにならなかったが、一部列車を豊洲止まりにして本数を増やすために線路が敷かれ、開業から四半世紀を経てやっとホームとして使われることになった。しかし、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けた混雑緩和対策のため、令和元年10月15日のダイヤ修正で発着列車をなくし、令和2年3月16日より2・3番線ホームの線路上部に床を設置し、ホームが1面2線となった。2・3番線ホームが供用開始される前の一時期にも、同様の形状となっていたことがあった。

なお、有楽町線の住吉方面延伸については、令和3年12月に2030年代半ばの開業を目指して事業化することが発表された。

都区内全駅ガイド