大井競馬場前駅

サラブレッドのいななきが聴こえる駅


風情のある三角屋根の駅舎

ホーム遠景。駅舎は写真右手

リニューアルされた駅舎内

浜松町行きホームから見下ろす、大井競馬場の厩舎群
【歴史】

 大井競馬場前駅は東京モノレール開業翌年の昭和40年に、初の中間駅として開業した駅。それまではモノレール浜松町と羽田(旧)の2駅のみで、中間駅は一切なかった。

【ホーム構造】

 ホームは高架相対式2面2線構造。ホームと改札を結ぶエレベーターも完備されている。

【改札口・出口】

 改札口は1カ所のみで、浜松町寄りにある駅舎の1階にある。出口は駅舎正面と駅舎側面、そして歩道橋に直結する出口の計3カ所がある。さらに、エレベーターも備えている。

【その他特筆事項】

・開業が古いこともあって、駅舎のデザインはおよそモノレールのものとは思えず、まるで登山電車の駅のようである。駅の2階には喫茶店が入居している。

・駅名の通り大井競馬場が近く、浜松町行きのホームからは真下にある厩舎を見下ろせる。飼い葉のにおいがホームまで漂ってくるモノレールの駅は全国でもここくらいなものだろう。運が良ければ馬の姿も見ることができる。余談だが、平成8年にここの厩舎からスーパーオトメという牝馬が逃げ出し、そのまま首都高速羽田線を3キロにわたって走るという事件があった。それからしばらく経った令和2年5月には、脱走した馬が自動車と衝突、その翌月には、脱走した馬が京浜運河を泳ぐ事態が発生した。

・大井競馬場は特別区競馬組合が運営する地方競馬場。トゥインクルレースと呼ばれるナイターレースなどが好評で、低迷が続く地方競馬においては唯一の希望の星である。

・駅舎は令和2年8月3日にリニューアルオープンした。主に駅舎内の改装が行われ、デザインコンセプトは「優美な大人の遊び場(GRACEFUL SALON)」。

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駅データ

駅名の読み おおいけいばじょうまえ
開業年月日 昭和40(1965)年5月27日
所在地 東京都品川区勝島2丁目
営業形態 直営
1日の平均乗降客数 9688人(平成16年度)
所属路線 東京モノレール羽田空港線
乗り入れ路線 東京モノレール羽田空港線
徒歩連絡が可能な駅 なし
駅番号 MO03
のりば案内 下りホーム…東京モノレール下り(羽田空港第2ターミナル方面) 次は流通センター
上りホーム…東京モノレール上り(モノレール浜松町方面) 次は天王洲アイル
発着する速達列車 なし
駅名改称歴 なし
駅内設備 なし
主な併設施設 なし
主な周辺施設 大井競馬場
大井ふ頭中央公園
八潮ダイエー

エレベーター情報 (バリアフリー達成度 

改札内 改札階(1F)⇔羽田空港方面ホーム(2F)
改札階(1F)⇔浜松町方面ホーム(2F)
改札外 地上⇔改札階(1F)

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